ソフトバンクは1月12日（火）、2019年末にソフトバンクを退職し、楽天モバイルに転職した元社員が不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕されたと発表した。
不正に持ち出された営業秘密に該当する情報が楽天モバイルで何らかの形で利用されている可能性が高いとのこと。
※アイキャッチ画像及びトップ画像はソフトバンク HPより引用
ソフトバンクの元社員が不正競争防止法違反の疑いで逮捕
ソフトバンクは1月12日、楽天モバイルに転職したソフトバンクの元社員が不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕されたと発表。
営業秘密に該当するネットワーク技術に関わる情報を不正に持ち出した疑いがあるとのこと。
本日、2019年末に当社を退職し現在、楽天モバイル株式会社（以下「楽天モバイル」）に勤務する人物（以下「当該元社員」）が警視庁に不正競争防止法違反の容疑で逮捕されました。
ソフトバンク プレスリリースより引用
ソフトバンクのプレスリリースによると概要は以下の通り。
・当該元社員は当社在籍中、ネットワークの構築に関わる業務に従事。
・当該元社員は、退職申告から退職するまでの期間に、営業秘密に該当する情報を不正持ち出していたことが2020年2月に判明。
・当該元社員は、退職申告から退職するまでの期間に、営業秘密に該当する情報を不正持ち出していたことが2020年2月に判明。
・不正に持ち出された営業秘密情報は「4Gおよび5Gネットワーク用の基地局設備」「基地局同士や基地局と交換機を結ぶ固定通信網」などに関する技術情報。
・持ち出された営業秘密情報には、顧客の個人情報や通信の秘密に関わる情報、法人の顧客の取引先に関する情報などは一切含まれていない。
またソフトバンクは、楽天モバイルが不正に持ち出された営業秘密を何らかの形で利用している可能性が高いとして、営業秘密の利用停止と廃棄等を目的とした民事訴訟を提起する予定とのこと。
