光回線と同じようにインターネット通信サービスの「WiMAX(現在はWiMAX 2+)」もいろんな提供会社がありますね。実際どのWiMAXを選べばいいのか迷っているという人もいるのではないでしょうか。
ここではその「WiMAX 2+」の提供会社の1つである「DTI WiMAX2+ 」についてメリットやデメリットを解説したいと思います。
※アイキャッチ画像及びトップ画像はDTI WiMAX 2+ HPより引用
料金プランについて
「DTI WiMAX 2+」には「ギガ放題プラン」と「モバイルプラン」の2種類の料金プランがあります。どちらも3年間の契約で自動更新されます。
◉ギガ放題プラン
月間のデータ通信量無制限。
◉モバイルプラン
月間のデータ通信量は7GBまで。
それぞれの月額料金(税抜)、及び初期費用は以下のようになっています。
利用開始月:利用開始日を含む月。
1ヶ月目:利用開始月の翌月。
2ヶ月目:利用開始月の翌々月。以降同様。
◉月額料金
料金プラン | 利用開始月~ 1ヶ月目 |
2ヶ月目 | 3ヶ月目~ |
ギガ放題プラン | 0円 | 3,619円 | 4,136円 |
モバイルプラン | 3,850円 | 3,850円 | 3,850円 |
◉初期費用
料金プラン | 初期費用 |
ギガ放題プラン | 3,300円 |
モバイルプラン | 6,050円 |
「ギガ放題プラン」で4,136円、「モバイルプラン」で3,850円っていうのはかなり安い方なんだよ。
なるほどー。で、「ギガ放題プラン」と「モバイルプラン」のどっちを選べばいいんだろう?
それは使い方によるけど、どちらかというと「ギガ放題プラン」の方がおすすめかな。
WiMAXはスマホと違って自宅でインターネットに接続するという目的で利用する人がほとんどだと思います。
たまにしか利用しないのであれば「モバイルプラン」でもよいかもしれませんが、日常的にインターネットを使うのであれば制限の無い「ギガ放題プラン」の方がおすすめです。
確かに自宅のPCでインターネットを使うのなら「ギガ放題プラン」の方がいいかもね。
端末代金が無料
選べる端末(ルーター)には以下のような機種があります。価格はいずれも20,000円相当ですが「DTI WiMAX 2+」では端末代金が無料となります。
※「Speed Wi-Fi NEXT WX06」のクレードルセットの場合は4,054円。
W06 | WX06 | HOME 02 | HOME L02 | |
サイズ(mm) | 約128×64×11.9 | 約111×62×13.3 | 約50×118×100 | 約93×93×178 |
重さ | 約125g | 約127g | 約218g | 約436g |
最大通信速度(下り) | 558Mbps | 440Mbps | 440Mbps | 558Mbps |
最大接続可能台数 | 16台 | 16台 | 20台 | 40台 |
連続通信時間 | 最大約11時間40分 | 最大約14時間 | – | – |
バッテリー使用時間 | 最大約800時間 | 最大約700時間 | – | – |
電池容量 | 3,000mAh | 3,200mAh | – | – |
これは嬉しいね!
「W06」「WX06」はモバイルルーターで「HOME 02」「HOME L02」はホームルーターね。
どう違うの?
モバイルルーターは持ち運びできるタイプでホームルーターは自宅向けのタイプだよ。
◉モバイルルーターの特徴
メリット
- 軽量でポケットサイズなので持ち運び可能。
- 外出先でも使える。
デメリット
- 充電が必要。
- 同時接続できる数が少ない。
◉ホームルーターの特徴
メリット
- バッテリー切れの心配がない。
- 同時接続できる数が多い。
- 多少離れた場所でも電波が届く。
デメリット
- コンセントに繋ぐ必要がある。
- 持ち運びには向いていない。
LTEオプション料金が無料
「WiMAX 2+」では「WiMAX 2+」通信の「ハイスピードモード」と「au 4G LTE」通信と「WiMAX 2+」通信の両方を利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」を切り替えることができます。
「ハイスピードプラスエリアモード」は主にWiMAX回線が通っていない山間部などで設定することにより自動的に「au 4G LTE」に繋がり快適な高速インターネットを利用することができます。
つまり「WiMAX 2+」で繋がり難い場所では「ハイスピードプラスエリアモード」にすると解決されるっていうわけ。
で、「ハイスピードプラスエリアモード」はオプション料がかかるっていうことなのね。
そう。「ハイスピードプラスエリアモード」を利用した月はLTEオプション料として1,105円が月額料金に加算されるのよ。
なるほどー。
だけど「DTI WiMAX 2+」ならこのオプション料は無料になるんだよ。
解約手数料・事務手数料なしでプラン変更可能
「DTI WiMAX 2+」では解約手数料や事務手数料が発生することなく「ギガ放題プラン」と「モバイルプラン」のプラン変更を行うことが可能です。
プラン変更の申し出は、変更月または土日祝日および「DTI WiMAX 2+」の指定休日にかかわらず、25日までの手続きを当月の受け付けとして、翌月1日より変更後プランとなります。26日以降のプラン変更手続きにの場合は翌々月1日より変更後プランとなります。
「auスマートバリューmine」「ギガMAX月割」は適用されない
「WiMAX 2+」を利用する場合、auまたはUQモバイルのスマホを使っている人であれば、それぞれ「auスマートバリューmine」「ギガMAX月割」のサービスが適用されるケースがあるのですが「DTI WiMAX 2+」は残念ながら適用されません。
通信速度制限について
「WiMAX 2+」では「ハイスピードモード」の月間データ通信量に制限はありませんが、以下の条件を満たすと通信速度制限が課される場合があります。
(1)前日までの直近3日間で「WiMAX 2+」と「au 4G LTE」のデータ通信量の合計が10GB以上となった場合。
(2)「ハイスピードプラスエリアモード」で月間のデータ通信量が7GBを超えた場合。
(1)の場合は通信速度が最大約1Mbps(YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能なレベル)、(2)の場合は通信速度が送受信最大128kbpsに制限されます。
※(1)のケースの例
また「ハイスピードプラスエリアモード」で月間のデータ通信量が7GBを超えた場合であっても「ハイスピードモード」の「WiMAX 2+」通信も制限の対象となるので注意が必要です。
直近3日間のケースはまあ分かるけど「ギガ放題」なのに「「ハイスピードプラスエリアモード」で月間のデータ通信量が7GBを超えた場合」で制限されるのはなんだか納得いかないなー。
うーん、確かにね。必要ないときは「ハイスピードプラスエリアモード」は避けた方がいいかもね。
契約期間について
「DTI WiMAX 2+」では契約期間は3年単位で自動更新。利用開始日を含む月の翌月を1ヶ月目として37ヶ月目を「更新月」とします。
「更新月」前月の26日から「更新月」の25日までに解約した場合は「更新月」での解約となり契約解除料は発生しません。
「更新月」前月の26日から「更新月」の25日までの更新期間以外に解約した場合は契約解除料として下記の契約解除料が発生します。
解約時期 | 違約金 |
利用開始月~12ヶ月目 | 20,900円 |
13ヶ月目~24ヶ月目 | 15,400円 |
25ヶ月目以降 | 10,450円 |
利用可能エリアを確認
「WiMAX 2+」の提供エリアは下記より確認することができます。
参考:サービスエリア(UQ WiMAX)
ピンポイントエリア判定で「WiMAX 2+」の判定結果(○、△、×で判定)「○」がであればその地域では「WiMAX 2+」が利用できる環境ということです。
申し込み~利用の流れ
「DTI WiMAX 2+」は光回線のような工事は不要なので、申し込み後端末が届いたら簡単な設定ですぐに利用することが可能です。
まとめ
ということで「DTI WiMAX 2+」についてメリット、デメリットをまとめてみました。
メリット
- 月額料金が比較的安い。
- 端末(ルーター)代金が無料。
- 「ハイスピードプラスエリアモード」のオプション料が無料。
- 解約手数料・事務手数料なしでプラン変更可能。
デメリット
- 契約期間が3年間(自動更新)。
- 更新月以外で解約すると契約解除料が発生する。
- 通信速度制限がある。
- 「auスマートバリューmine」「ギガMAX月割」は適用されない。
3年間の契約期間はあるけど月額料金の安さは魅力的だね。
他のWiMAX提供会社でも月額料金が数ヶ月間割引きされるケースは見られるけど、最終的な月額料金はちょっと高くなっちゃう場合があるんだよ。
それだとずっと使い続けることを考えると割高になるんだよね。
そう。その点「DTI WiMAX 2+」は長く使うことを前提にすれば月額料金が安くておすすめだよ。