光回線と同じようにインターネット通信サービスの「WiMAX(現在はWiMAX 2+)」にもさまざまな提供会社があります。実際にどのWiMAXを選べばいいのか迷っているという人も多いのではないでしょうか。
ここではその「WiMAX 2+」の提供会社の1つである「Smafi WiMAX」についてメリットやデメリットを解説したいと思います。
※アイキャッチ画像及びトップ画像はSmafi WiMAX HP、UQ WiMAX HPより引用
料金プランについて
「Smafi WiMAX」には「ギガ放題プラン」と「7GBプラン」の2種類の料金プランがあります。どちらも3年間の契約で自動更新されます。
それぞれの月額料金(税抜)、及び初期費用は以下のようになっています。
◉月額料金
料金プラン | 利用開始月 | 1ヶ月目~ 36ヶ月目 |
37ヶ月目以降 |
ギガ放題プラン | 0円 | 3,949円 | 4,689円 |
7GBプラン | 0円 | 3,318円 | 3,969円 |
◉初期費用
料金プラン | 初期費用 |
ギガ放題 | 3,300円 |
7GBプラン | 3,300円 |
契約期間内(3年間)でも月額料金が2段階、3段階で徐々に高くなっていくケースがよくあるんだけど「Smafi WiMAX」はずっと料金が変わらずっていうのが特徴だね。
これは確かに分かりやすいね。
でも4年目以降は若干料金が高くなるからそれは頭に入れておいてね。
なるほどー。ちなみに「ギガ放題プラン」と「7GBプラン」のどっちを選べばいいのかな・・・
それは使い方によるけど、どちらかというと「ギガ放題プラン」の方がおすすめかな。
WiMAXはスマホと違って自宅でインターネットに接続するという目的で利用する人がほとんどだと思います。
たまにしか利用しないのであれば「7GBプラン」でもよいかもしれませんが、日常的にインターネットを使うのであれば制限の無い「ギガ放題プラン」の方がおすすめです。
確かに自宅のPCでインターネットを使うのなら「ギガ放題プラン」の方がいいかもね。
機種代金・送料が無料
選べる端末(ルーター)には以下のような機種があります。価格はいずれも20,000円相当ですが「Smafi WiMAX」では端末代金、送料ともに無料となります。
※「Speed Wi-Fi NEXT WX06」において「クレードル(充電台)」を希望する場合は、別途クレードル代金3,980円が必要。
W06 | WX06 | HOME 02 | HOME L02 | |
サイズ(mm) | 約128×64×11.9 | 約111×62×13.3 | 約50×118×100 | 約93×93×178 |
重さ | 約125g | 約127g | 約218g | 約436g |
最大通信速度(下り) | 558Mbps | 440Mbps | 440Mbps | 558Mbps |
最大接続可能台数 | 16台 | 16台 | 20台 | 40台 |
連続通信時間 | 最大約11時間40分 | 最大約14時間 | – | – |
バッテリー使用時間 | 最大約800時間 | 最大約700時間 | – | – |
電池容量 | 3,000mAh | 3,200mAh | – | – |
これは嬉しいね!
「W06」「WX06」はモバイルルーターで「HOME 02」「HOME L02」はホームルーターね。
どう違うの?
モバイルルーターは持ち運びできるタイプでホームルーターは自宅向けのタイプだよ。
◉モバイルルーターの特徴
メリット
- 軽量でポケットサイズなので持ち運び可能。
- 外出先でも使える。
デメリット
- 充電が必要。
- 同時接続できる数が少ない。
◉ホームルーターの特徴
メリット
- バッテリー切れの心配がない。
- 同時接続できる数が多い。
- 多少離れた場所でも電波が届く。
デメリット
- コンセントに繋ぐ必要がある。
- 持ち運びには向いていない。
また、「Smafi WiMAX」では2年8ヶ月目以降は事務手数料3,300円で最新機種と交換することが可能です。
LTEオプション利用料が無料
「WiMAX 2+」では「WiMAX 2+」通信の「ハイスピードモード」と「au 4G LTE」通信と「WiMAX 2+」通信の両方を利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」を切り替えることができます。
「ハイスピードプラスエリアモード」は主にWiMAX回線が通っていない山間部などで設定することにより自動的に「au 4G LTE」に繋がり快適な高速インターネットを利用することができます。
つまり「WiMAX 2+」で繋がり難い場所では「ハイスピードプラスエリアモード」にすると解決されるっていうわけ。
で、「ハイスピードプラスエリアモード」はLTEオプション利用料がかかるっていうことなのね。
そう。「ハイスピードプラスエリアモード」を利用した月はLTEオプション利用料として1,105円が月額料金に加算されるのよ。
なるほどー。
だけど「Smafi WiMAX」ならこのLTEオプション利用料になるんだよ。
スマホと連携で割引きあり
auまたはUQモバイルのスマホを使っている人は、それぞれ「auスマートバリューmine」「ギガMAX月割」のサービスを適用することでスマホの月額料金が割引きされます。
これはauユーザーとUQモバイルユーザーには朗報だね。
auかUQモバイルのスマホを使っている人にとっては「Smafi WiMAX」がおすすめな理由の1つだよ。
「auスマートバリューmine」で最大1,100円割引き
auスマートフォンまたはauケータイを利用している方が「Smafi WiMAX」を契約する場合「auスマートバリューmine」に申し込むことで以下のメリットがあります。
- 契約中のauスマートフォンまたはauケータイの月額料金が最大1,100円割引きとなる。
auスマートフォン、auケータイのそれぞれのプランに対する割引き額は以下の通りです。
◉auスマートフォン
対象プラン | 割引額 |
auピタットプランN(s) auピタットプラン auピタットプラン(s) |
(2GBまで)500円 (2GB超~20GBまで)1,000円 |
auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン20N auフラットプラン30 auフラットプラン25 Netflixパック auフラットプラン20 auフラットプラン5(学割専用) |
1,000円 |
データ定額5/8/10/13/20/30 データ定額5cp U18データ定額20 LTEフラット ISフラット プランF(IS)シンプル |
934円 |
データ定額2/3 データ定額3cp ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン LTEフラット cp(1GB) カケホ(3Gケータイ・データ付) |
743円 |
データ定額1 | 500円 |
◉ケータイ(4G LTE)
対象プラン | 割引額 |
データ定額5(ケータイ) データ定額8/10/13(ケータイ) |
934円 |
データ定額2/3(ケータイ) | 743円 |
データ定額1(ケータイ) | 500円 |
◉ケータイ(3G)
対象プラン | 割引額 |
カケホ(3Gケータイ・データ付) | 743円 |
手続きの流れは以下の通りです。
【STEP1】
「Smafi WiMAX」を申込み。
【STEP2】
auで「スマートバリュー mine」適用の申込み。
「ギガMAX月割」で最大550円割引き
UQモバイルを利用している方が「Smafi WiMAX」を契約する場合「ギガMAX月割」を申し込むことで、契約中のUQモバイルの月額料金が550円割引きになります。
UQモバイルのそれぞれのプランに対する割引き額は以下の通りです。
対象プラン | 割引額 |
スマホプラン | 500円 |
おしゃべりプラン ぴったりプラン |
300円 |
手続きの流れは以下の通りです。
【STEP1】
「Smafi WiMAX」を申込み。
【STEP2】
UQモバイルで「ギガMAX月割」適用の申込み。
通信速度制限について
「WiMAX 2+」では「ハイスピードモード」の月間データ通信量に制限はありませんが、以下の条件を満たすと通信速度制限が課される場合があります。
(1)前日までの直近3日間で「WiMAX 2+」と「au 4G LTE」のデータ通信量の合計が10GB以上となった場合。
(2)「ハイスピードプラスエリアモード」で月間のデータ通信量が7GBを超えた場合。
(1)の場合は通信速度が最大約1Mbps(YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能なレベル)、(2)の場合は通信速度が送受信最大128kbpsに制限されます。
また「ハイスピードプラスエリアモード」で月間のデータ通信量が7GBを超えた場合であっても「ハイスピードモード」の「WiMAX 2+」通信も制限の対象となるので注意が必要です。
直近3日間のケースはまあ分かるけど「ギガ放題」なのに「「ハイスピードプラスエリアモード」で月間のデータ通信量が7GBを超えた場合」で制限されるのはなんだか納得いかないなー。
うーん、確かにね。必要ないときは「ハイスピードプラスエリアモード」は避けた方がいいかもね。
契約期間と解約違約金について
「Smafi WiMAX」では、端末発送月の翌月を1ヶ月目として36ヶ月間の契約期間とし、解約の申し出がない場合、さらに3年間の契約として自動更新されます。
36ヶ月ごとの「契約更新月」の20日までの間に所定の解約申請或いはサービスの一部解約をした場合は「解約違約金」は発生しません。
「契約更新月」以外に解約した場合、解約の時期により以下のように「解約違約金」が発生します。
解約時期 | 違約金 |
0ヶ月目~12ヶ月目 | 20,900円 |
13ヶ月目~24ヶ月目 | 15,400円 |
25ヶ月目以降 | 10,450円 |
利用可能エリアを確認
「WiMAX 2+」の提供エリアは下記の「Smafi WiMAX」公式サイトで確認することができます。
参考:最短即日発送!【Smafi WiMAX】
ピンポイントエリア判定で「WiMAX 2+」の判定結果(○、△、×で判定)「○」がであればその地域では「WiMAX 2+」が利用できる環境ということです。
申し込みの流れ
「Smafi WiMAX」は光回線のような工事は不要なので、申し込み後端末が届いたら簡単な設定ですぐに利用することが可能です。
まとめ
ということで「Smafi WiMAX」についてメリット、デメリットをまとめてみました。
メリット
- 3年間は月額料金が比較的安くて変動しない。
- 端末(ルーター)代金、送料が無料。
- au、UQモバイル利用者は割引きあり。
- 「ハイスピードプラスエリアモード」のオプション料が無料。
デメリット
- 契約期間が3年間(自動更新)。
- 契約更新月以外で解約すると契約解除料が発生する。
- 通信速度制限がある。
- 4年目以降は月額料金が高くなる。
3年間の契約期間内で考えると月額料金が比較的安くて変動しないのは魅力だね。
そうだね、このシンプルさはいいよね。ただし4年以上使うならちょっと検討が必要かな。