格安SIMや大手通信キャリアには一定の料金を支払うことで通話料金が無料になったり割引になったりする通話定額サービスがありますね。
UQモバイルにも同様の通話オプションがあります。電話をよくかける人はこのサービスを利用すれば通話料金が安くなってとっても便利です。
しかしこの通話オプションには思わぬ落とし穴があるので注意しましょう。
各種ダイヤル通話料とは?
UQモバイルの請求額はいつもメールで送られてくるのですが、ある月の請求額を見て一瞬目を疑う。
だいたいいつも1,900円くらいから高くても2,500円程度なのですが・・・
「8,648円・・・!? なんで?」
いつもの金額とあまりに違うので「何かの間違いでは?」と思ったのですが、とりあえず内容を調べてみることに。
そして請求額の内訳をみると、最も高い比率を占めていたのが「国内通話料」とは別の「各種ダイヤル通話料」。
「各種ダイヤル通話料」って何? 実はこれ通話オプションの割引対象外の電話番号にかけた電話に対する通話料なのです。
割引対象外の電話番号
UQモバイルには以下の3種類の通話オプションがあります。
- 通話放題
- 通話放題ライト
- 通話パック(60分/月)
通話オプションを利用すると一定の条件で通話料が割引されるので電話を多くかける人にとっては大変ありがたいシステム。
ところがこの割引の対象にならない電話番号があるのをご存知でしょうか? UQモバイルのHPにも実はしっかりとこのような記載があります。
0180(テレドーム)、0570(ナビダイヤル等)から始まる他社が料金設定している電話番号への通話や番号案内(104)、SMS送信、衛星電話/衛星船舶電話への通話、当社が別途指定する電話番号への通話等は、定額通話の対象外となります。また、国際電話や海外での発着信についても対象外となります。
UQモバイル HPより引用
以下がそのUQモバイルが指定する定額通話対象外の電話番号の一覧です(×が対象外)。これらの電話番号に電話をかけた場合は割引の対象とはならないので注意しましょう。
通話内容(発信先) | 定額通話対象 |
国内固定電話 | ○ |
国内IP電話 | ○ |
国内携帯・PHS電話 | ○ |
時報(117) | ○ |
天気予報(177) | ○ |
災害伝言ダイヤル(171) | ○ |
番号案内(104) | ×(※) |
国内SMS | × |
国際電話 | × |
国際SMS | × |
海外での発信/着信 | × |
海外でのSMS発信/着信 | × |
0180、0570で始まる電話番号 | × |
衛星電話 | × |
衛星船舶電話 | × |
行政1XYサービス(188/189) | × |
電報 | × |
※通話料は定額通話対象、案内料は対象外(有料)
うーん、でもそんなに利用することはないんじゃないかな~?
それが意外に利用するところがあるのよ。
意外に利用するナビダイヤル「0570」
上記の一覧の中で比較的利用する機会がありそうなのが0570で始まる「ナビダイヤル」。
「ナビダイヤルでおつなぎします」ってアナウンスを聞いた事ない?
あっ、なんか聞いたことある! 確かどこかのコールセンターに電話したとき・・・
ナビダイヤルはNTTコミュニケーションズが提供するサービスで企業や自治体がコールセンターへの問い合わせ窓口番号として採用しているケースがよく見られます。
発信者に対して通話料が請求され、電話番号携帯電話からは平日昼間4.5秒10.8円〜20秒10.8円とされています。
ナビダイヤルを利用した場合は通話オプションの割引対象外となるので注意しましょう。
コールセンターに電話するのって何か聞きたいことがあるときだからけっこう長時間話しちゃうのよね。
通話オプションが適用されると思って安心してると思わぬ高額な通話料が請求されるから気を付けようね。
まとめ
HPには注釈で小さく書かれているので見落としがちなのですが重要なことなのでしっかりと把握しておきましょう。
UQモバイルだけじゃくて他でも同じような扱いなのね。
そうなのよ。格安SIMだけじゃなくて大手通信キャリアでも同じなのよ。