菅義偉首相の目玉政策の1つである「携帯電話料金引き下げ」を受けてさっそくKDDIから新たな料金プランが発表されました。
新料金プランが設定されたのは先日サブブランドとして統合したUQモバイルのスマホプランとのこと。
ソフトバンクも同様にサブブランドのY!mobileにおいて新料金プランを発表しましたが、今後ドコモも含めてどのような動きが見られるのか注目です。
※アイキャッチ画像及びトップ画像はUQモバイル FBより引用
データ容量20GBの「スマホプランV」
KDDIは10月28日（水）、UQモバイルの料金プランにおいて既存の「スマホプランS」「スマホプランR」に加えてデータ容量20GB、3,980円の「スマホプランV」を2021年2月以降に提供することを発表。
KDDI、沖縄セルラーはUQ mobileの新料金プラン「スマホプランV」(以下 本プラン) を2021年2月以降に提供します。 本プランは、月間データ容量20GBを月額3,980円でご利用可能な料金プランです。家族でご加入なら2回線目以降、月額3,480円でご利用いただけます。さらに月間データ容量超過時でも通信速度が最大1Mbpsと安心してご利用いただけます。
KDDI株式会社 HPより引用
| サービス | スマホプランS | スマホプランR | スマホプランV |
| データ容量 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
| 月額料金 | 3GB | 10GB | 20GB |
| 超過時速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
「スマホプランS」が1,980円、「スマホプランR」が2,980円、「スマホプランV」が3,980円でちょうど1000円刻みで分かりやすいわね。
どちらかというとauユーザーやドコモ、ソフトバンクみたいな大手通信キャリアを利用している人をターゲットにしてるのかな？
ソフトバンクも同様にサブブランドのY!mobileが20GBの新料金プランを発表しましたが、これは誰が見ても菅義偉総理大臣の「携帯電話料金引き下げ」という政府の要望に応えた対応だという意味合いが強いですね。
20GBのプランを新設したということがつまり、現在大手通信キャリアの大容量プランを利用している人に向けて、ややデータ容量が小さくなるものの料金が引き下げられた形になるということではないでしょうか。
もうすでに格安SIMを使ってる人からすると、そんなに安く感じないしデータ容量の大きなところにプランが1つ増えたっていうくらいの印象かなー。
確かに大手通信キャリアを利用している人にとってはまあまあ大容量で料金はわりと安くなったように見えるもんね。
通話オプションや家族割にも対応
また、既存の料金プランである「スマホプラン」に新たにプランが1つ新設されるということから、通話オプションとの組み合わせやUQ家族割の適用対象にもなっています。
また、月間の通話料金が最大60分間定額になる「通話パック (60分/月)」(月額500円) と合わせても、月額4,480円で利用可能なほか、「かけ放題 (10分/回)」や「かけ放題 (24時間いつでも)」といった、お客さまのご利用に合わせてお選びいただける通話オプションにご加入いただけます。
KDDI株式会社 HPより引用
これは「携帯電話料金引き下げ」を機に大手通信キャリアから格安SIMに流れてくるユーザーの受け皿になるという狙いがあるのではないでしょうか。
◉UQ家族割を適用した場合の2台目以降の料金
| サービス | スマホプランS | スマホプランR | スマホプランV |
| 通常時 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
| 家族割適用後 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
無制限とか50GBみたいな大容量じゃなくてもいい、っていうユーザーが乗り換えようとしたときに通話オプションや家族割が適用されなかったら躊躇しちゃうよねー。
auから出て行っちゃうユーザーを引き留めるっていう対策にもなってるのかもしれないね。
◉UQモバイルの通話オプション
| 通話オプション | サービス内容 | 料金 |
| 通話パック（60分/月） | 最大60分/月の国内通話が定額 | 500円 |
| かけ放題（10分/回） | 1回あたり10分以内の国内通話がかけ放題 | 700円 |
| かけ放題（24時間いつでも） | 国内通話がかけ放題 | 1,700円 |
電話をよくかける人にとっては通話料もプランを選ぶうえで重要なポイントなんだよね。
通話オプションとの組み合わせができなかったら、いくらプラン自体の料金が引き下げられても結局高くついちゃうってことになりかねないからね。
