「今は格安SIMのmineo(マイネオ)を使ってるけどUQモバイルに乗り換えたい!」と思っている人はいるのではないでしょうか。
auのサブブランドであるUQモバイルですが、2021年1月に発表された「くりこしプラン」は他の格安SIMの料金プランに比べても低価格でおすすめです。
というわけでこの記事では「mineo(マイネオ)⇒UQモバイル」の乗り換えに必要なこと、手続きの方法を詳しく解説します。
乗り換えの流れ
mineo(マイネオ)からUQモバイルに乗り換える際の手続きの流れは以下のようになっています。
事前準備
【STEP1】使用するスマホの確認(必要な場合)
【STEP2】SIMロック解除(必要な場合)
mineo(マイネオ)での手続き
【STEP3】MNP転出手続き
UQモバイルでの手続き
【STEP4】契約の申し込み
【STEP5】MNP転入切替手続き
【STEP6】APNの設定
事前準備
使用するスマホの確認
「mineo(マイネオ)で使っていたスマホをUQモバイルでも使う」または「乗り換えを機に新しいスマホに買い換える」という、いずれの場合でもそのスマホがUQモバイルでも使えるかどうか確認しておきましょう。
UQモバイルの公式HPに「動作確認端末一覧」というページがあり、ここに掲載されているスマホであればUQモバイルでも使用することができます。
参考:動作確認端末一覧(UQ モバイル)
「動作確認端末一覧」での調べ方の詳しい説明は下記記事を参照してください。
ただし、UQモバイルオンラインショップで販売されているスマホを購入するのであれば問題なくUQモバイルで使えるので心配無用です。
これは当たり前だよね(笑)。
「iPhone 7」「iPhone 8」「iPhone SE」も扱ってるからチェックしてみるといいよ。
SIMロック解除
mineo(マイネオ)を利用している人は、以下のいずれかのスマホを使っていると思います。
①mineo(マイネオ)で購入したスマホを使っている。
②SIMフリースマホを使っている。
③ドコモで購入したスマホを使っている。
④auで購入したスマホを使っている。
⑤ソフトバンクで購入したスマホを使っている。
⑥その他のキャリアで購入したスマホを使っている。
SIMフリースマホの場合
SIMフリースマホ、またはmineo(マイネオ)で購入したスマホ(上記の①②)であればSIMロック解除の必要はありません。mineo(マイネオ)で販売しているスマホも全てSIMフリーなのでそのままUQモバイルで使用できます。
ドコモのスマホの場合
mineo(マイネオ)はドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線を使用しているので、ドコモのスマホ(上記の③)をSIMロック解除せずに使っている人もいると思います。その場合はUQモバイルで使用するにはSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除対象機種はドコモのHPに記載されているので自分の持っているスマホが該当するか確認しておきましょう。
参考:2011年4月~2015年4月に発売されたSIMロック解除対応機種
参考:2015年5月以降に発売されたSIMロック解除対応機種
ドコモを解約済の場合、ドコモのスマホのSIMロック解除はオンライン、またはドコモショップで申し込むことができます。
◉SIMロック解除受付窓口・手数料(ドコモを解約済の場合)
申込方法 | 受付時間 | 手数料 |
オンライン | 24時間 | 無料 |
電話 | 不可 | – |
ドコモショップ | 各店舗の営業時間内 | 3,300円 |
オンラインでのSIMロック解除の申込みは「ドコモオンライン手続き」から行います。
手続きサイト:ドコモオンライン手続き
受付時間: 24時間
手数料(税抜):無料
ドコモショップでSIMロック解除の申し込みをする場合は「身分証明書」「SIMロック解除する端末」を持参して、店員にSIMロック解除したい旨を伝えましょう。ドコモショップで手続きを行う場合は手数料3,300 円が必要です。
またドコモショップの場合、1回の受付でSIMロック解除の依頼ができるのは1人2台までとなっています。
受付時間:各店舗の営業時間内(最寄りのドコモショップを検索)
手数料:3,300円
必要なもの:身分証明書、SIMロック解除する端末
オンラインでSIMロック解除を申し込む場合、スマホの「IMEI(製造番号)」の入力を求められるので事前に調べておきましょう。
auのスマホの場合
mineo(マイネオ)はドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線を使用しているので、auのスマホ(上記の④)をSIMロック解除せずに使っている人もいると思います。
UQモバイルはKDDIのサブブランドでありauの回線を使用しているので、auのスマホであれば基本的にはSIMロック解除しなくても使用可能です。
ただし例外的にSIMロック解除が必要なスマホもあるので、その場合はauにてSIMロック解除を行いましょう。
SIMロック解除が必要かどうかは下記の「動作確認端末一覧」で確認することができます。
またSIMロック解除対象機種はauのHPに記載されているので自分の持っているスマホが該当するか確認しておきましょう。
参考:SIMロック解除が可能なau携帯電話などの実装周波数帯一覧
auを解約済の場合、auのスマホのSIMロック解除はオンライン、またはauショップで申し込むことができます。
◉SIMロック解除受付窓口・手数料(auを解約済の場合)
申込方法 | 受付時間 | 手数料 |
オンライン | 9:00~21:30 | 無料 |
電話 | 不可 | – |
auショップ | 各店舗の営業時間内 | 3,300円 |
オンラインでのSIMロック解除の申込みは「My au」から行います。
手続きサイト:SIMロック解除のお手続き(My au)
受付時間: 9:00~21:30
手数料(税抜):無料
auショップでSIMロック解除の申し込みをする場合は「本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)」「SIMロック解除する端末」を持参して店員にSIMロック解除したい旨を伝えましょう。auショップドで手続きを行う場合は手数料3,300 円が必要です。
受付時間:各店舗の営業時間内(auショップ検索)
手数料:3,300円
必要なもの:本人確認書類、SIMロック解除する端末
オンラインでSIMロック解除を申し込む場合、スマホの「IMEI(製造番号)」の入力を求められるので事前に調べておきましょう。
ソフトバンクのスマホの場合
mineo(マイネオ)はドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線を使用しているので、ソフトバンクのスマホ(上記の⑤)をSIMロック解除せずに使っている人もいると思います。その場合はUQモバイルで使用するにはSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除対象機種はソフトバンクのHPに記載されているので自分の持っているスマホが該当するか確認しておきましょう。
ソフトバンクのスマホのSIMロック解除はオンライン、またはソフトバンクショップで申し込むことができます。
◉SIMロック解除受付窓口・手数料
申込方法 | 受付時間 | 手数料(税抜き) |
オンライン | 24時間 | 無料 |
電話 | 不可 | – |
ソフトバンクショップ | 各店舗の営業時間内 | 3,000円 |
オンラインでのSIMロック解除の申込みは「My SoftBank(ソフトバンク)」から行います。
手続きサイト:My SoftBank(ソフトバンク)
受付時間: 9:00~21:00
手数料(税抜):無料
ソフトバンクショップでSIMロック解除の申込みをする場合は「本人確認書類(免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)」「SIMロック解除する端末」を持参して店員にSIMロック解除したい旨を伝えましょう。ソフトバンクショップで手続きを行う場合は手数料3,300 円が必要です。
受付時間:各店舗の営業時間内(ソフトバンクショップを探す)
手数料:3,300円
必要なもの:本人確認書類、SIMロック解除する端末
オンラインでSIMロック解除を申し込む場合、スマホの「IMEI(製造番号)」の入力を求められるので事前に調べておきましょう。
その他のキャリアで購入したスマホの場合
ドコモ、au、ソフトバンク以外のキャリアで購入したスマホ(上記の⑥)を使っている人もいるかもしれませんね。
その場合、SIMフリースマホであればUQモバイルでもそのまま使用することが可能ですが、SIMロックがかかっている場合はSIMロック解除する必要があります。
SIMロックの有無、SIMロック解除については購入したキャリアに問い合わせましょう。各キャリアのSIMロック解除の受付窓口については下記記事を参照してください。
そういえばあまり意識してなかったけど格安SIMで購入したスマホも注意が必要ね。
格安SIMで販売しているスマホは基本的にはSIMフリーなんだけど、中にはSIMロックがかかっているのもあるから事前に確認しておこうね。
mineo(マイネオ)での手続き
スマホの準備ができたらmineo(マイネオ)で「MNP転出」の手続きをするよ。
mineo(マイネオ)を解約するってこと?
解約ではないよ。乗り換えする場合は解約の手続きは必要なくて、代わりに「MNP転出手続き」が必要なんだよ。
MNP転出手続き
同じ電話番号を使用して乗り換えを行う場合は、mineo(マイネオ)に対してMNP転出の手続きをしてMNP予約番号の発行を行います。
MNPというのはキャリア(携帯会社)が変わっても同じ電話番号を継続して利用できる仕組みのことです。
例えばmineo(マイネオ)からUQモバイルに乗り換える場合、MNPを使うことで契約と契約の切れ目がなくスムーズに乗り換えができるのです。
mineo(マイネオ)からは「MNP予約番号」を発行するだけでOK。UQモバイルが使えるようになった時点でmineo(マイネオ)は自動的に解約になるんだよ。
へー、MNPって便利なんだね。
mineoではMNP転出の受付はWebのみとなっています。予約番号の発行は受付後1時間程度でメールにて送信されます。
窓口 | 受付 | 手数料 |
Web | ○ | 3,300円 |
電話 | – | – |
店頭 | – | – |
◉Web
◉注意事項
- MNP予約番号は発行受付後1時間程度でmineoメールアドレス(@mineo.jp)宛に送付。
- MNPの予約番号の有効期間は予約日を含めて15日間。
MNP予約番号取得後2日以内に申し込み
「MNP予約番号」を取得してもまだmineo(マイネオ)を解約されたわけではありません。UQモバイルに乗り換えが完了するまではmineo(マイネオ)として利用できます。
しただし、UQモバイルの申込みは「MNP予約番号」取得後2日以内に行わなければならないので、できればそのまますぐに申し込みすることをおすすめします。
MNPの予約番号の有効期間は15日間あるんだけどUQモバイルは取得後2以内に申し込まないといけないから注意してね。
「MNPの予約番号の発行~UQモバイルに申し込み」はセットで考えてた方がいいね。
UQモバイルでの手続き
契約の申し込み
申し込みに必要なもの
UQモバイルにオンラインで乗り換えの申し込みを行う場合は以下を準備しておきましょう。
- メールアドレス
- クレジットカード
- 本人確認書類
- MNP予約番号
オンライン申し込みの方法
UQモバイルの申し込みは下記の「UQモバイルオンラインショップ」から行います。
参考:UQモバイルオンラインショップ
申し込み手順はガイダンスに沿って手続きを進めていけばよいのでそれほど難しくありません。詳しい説明はここで全て説明すると長くなり過ぎてしまうのでオンライン申し込みについては下記の記事を参照してください。
MNP転入切替手続き
オンラインで申し込みを行うと2、3日後にUQモバイルからSIMカードが郵送されてきます。スマホも合わせて購入した場合はスマホも一緒に届きます。
SIMカードが届いたらまずは「MNP転入切替手続き」を行います。この手続きを行うことでmineo(マイネオ)からUQモバイルへ回線を切り替えることになります。
「MNP転入切替手続き」はUQモバイルのホームページから「my UQ mobile」にログインして行います。
参考:my UQ mobile
「MNP転入切替手続き」の詳しい手順については下記の記事を参考にしてください。
「MNP転入切替」が完了した時点でmineo(マイネオ)は自動的に解約になるよ。
APNの設定
続いてAPNの設定を行います。これは一言で言うとスマホでインターネットに接続する為の設定です。
mineo(マイネオ)で使っていたスマホを引き続き使用する、またはSIMフリースマホを使用する場合は「APNの設定」を行います。UQモバイルでスマホを購入した場合は既に設定が行われているのでこの作業は不要です。
「APNの設定」はiPhoneとアンドロイド端末とで設定方法が異なります。Androidスマホの場合は少々面倒なのですが、それでも数分あれば終わります。
■iPhoneの場合
プロファイルをダウンロードしてインストールするのみ。
■Androidスマホの場合
APNの設定項目を1つ1つ入力する必要がある。
「APNの設定」については下記記事で詳しく説明しているので参照してください。
まとめ
最後にもう1度、mineo(マイネオ)からUQモバイルへの乗り換えの流れをおさらいしてみましょう。思っていたより簡単ですよね?
- 使用するスマホの確認(必要な場合)
- SIMロック解除(必要な場合)
- MNP転出手続き(mineo)
- 契約の申し込み(UQモバイル)
- MNP転入切替手続き(UQモバイル)
- APNの設定(UQモバイル)
乗り換えするには店舗に行っていろんな資料を書いて・・・ といったことはなく、基本的に全てオンラインで済んでしまうのでハードルは低いと思いますよ。
mineo(マイネオ)を使ってるってことは、少なくとも1回は乗り換えをしてるだろうからそんなに難しくないんじゃないかな。
これまでは大手キャリアから格安SIMへの流れが多かったけど、今後は格安SIMから大手、格安SIMから格安SIMの流れも増えそうだね。